日本BCP協会の認定インストラクター養成講座第4期の2回目は未来会計図表の応用編です。講師はおなじみの山田英和税理士です。
今回は、2期の決算書を比べて4つの変化ポイントを確認しました。この変化から、数字の裏に隠された企業経営の変化をつかむのです。
未来会計図表は製造業で最も威力を発揮します。ところが、製造業に未来会計図表を提示していない会計事務所がほとんどです。私たち法人保険営業マンが財務を学ぶのは、このような空白域を埋めるためでもあるのです。
「値引きの恐怖」は興味深い内容です。安易な値引きをすると蟻地獄に落ちていく危険性が高まります。その計算式を学びました。「3割4割引は当たり前」というテレビCMがありますが、値引き作戦が効果を上げるためには、そのぶん売らなければなりません。計算式にあてはめると、安易な値引きに走らないほうがいいことが分かります。経営者が値引きをしようとしていたら、その場で計算して「社長、これだけ売らなければなりません。大丈夫ですか」とストップをかけることができるくらいになっていたいものです。それでこそ法人保険営業マンなのです。
利益計画は「稼ぎたい利益」ではなく「稼ぐべき利益」を導き出して、その目標に達成するためにどこにアプローチすればいいかを示す計画です。作成方法の手順を知ることが第一歩です。
4時間学んだあと、ほとんどの人が会場に残っていました。分からないことを山田先生に質問をしたり、仲間同士で教え合ったり情報交換をしたりして充実したひとときを過ごします。
日本BCP協会は「中小企業を元気にし、日本を元気にし、人を幸せにする」という 理念と「3万社の潰れない自己資本経営に貢献する」というビジョンを掲げ、この理念とビジョンに共鳴する会員に学びの場を提供しています。戦略法人保険営業塾の上位講座という位置づけです。
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