五島聡直伝「法人保険営業バイブル」

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2022年10月

成果をあげている保険営業によく見られるのが自分のキャラクターに頼って契約者様に気に入ってもらい保険をお預かりする営業、俗にいう「キャラ営業」を行っているパターンです


私は「キャラ営業ではいつか壁にぶつかる」と話します。しかし彼らの多くは最初のうち、「実際に成果を出し、それで今も成功しているのだから、何が問題なのだろう」と思ってキャラ営業を続けま


キャラ営業ができる人は大抵、人当たりのいいタイプですし、会社の先輩などから愛されキャラだよね」と可愛がられてきています。だから自分のキャラ営業が使い物にならなくなるイメージが持てないのです。

しかし「愛されるキャラ」「可愛がられるキャラ」というものは、年上にこそ通用しまが、年下の顧客には通用しませんそして、“アラフィフ”と言われるくらい歳を重ねた時、自分のキャラ営業限界来ていることを実感するのです


キャラ営業とは顧客に気に入ってもらい保険契約をしてもらう営業スタイルです。このスタイルは2つの問題がありま。1つ目は「再現性がなく、継続的な成功ができない」ということ。


2つ目は「加齢とともに“賞味期限”が切れる」ということです。

つまり、キャラ営業は顧客の役に立つことができない、中身のない営業のです。

このことを実感した時、キャラクターだけ頼っていた営業の人たち他に何も武器がないことに気づくのです。



戦略法人保険営業塾

https://she-hsc.com/


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未来というのはあくまで過去の延長線上にあります。したがって今、何かを変えないと、未来も変わりません。ではどういう手段を用いれば未来を変えることができるのでしょうか。その答えが、「継続貢献営業」です。「継続貢献営業」とは、付き合うべき経営者に長く貢献し、信頼してもらい全てを任せてもらうことです。多くの人が「新規契約」というものは「新しいお客さんから契約したもの」と勘違いしています。しかし、実はそうではありません。

例えば、50社の顧客を持った場合を考えてください。


継続貢献して信頼関係を築こうとするなら、月に最低1回は会うことになるでしょう。すると役員と従業員の退職金相続対策、従業員の福利厚生制度などを新規で任せてもらうチャンスが生まれます。また、従業員に向けた福利厚生としてライフプランニングセミナーをさせてもらうこともできるかもしれません。50歳になった従業員にはリタイアメントプランの話を聞いてみることもできるでしょう。


それだけでなく事業承継対策や、オーナーの相続対策など、多くの面で新しい契約を期待できる関係が築けるのです。


保険の営業は、キャラクターに頼った営業だと再現性がありません。人となりは千差万別ですから、これは当然のことです。また個性に依存している営業だと契約するまでは行けるかもしれませんが、その契約者とずっと長く付き合えるかというと、飽きられたらそこでおしまいということがほとんどでしょう。


私は「継続貢献営業」によって本質的な成功を実現することで、読者の皆さんにも正々堂々の豊かな人生を送ってもらいたいと思っています。


私は昔、「どうやったら紹介がもらえるのか」、「どうやったら保険契約ができるのか」そんなことばかり考えていました。だからこそ、売りっ放しにしたお客さんに対して電話がしづらくなることを知っています。

皆さんも覚えがあるのではないでしょうか。以前、私が街で偶然顧客に会った時、意識に口を出た言葉は「社長、ご無沙汰してすいません」でした。


これでは売りっ放しにしていると認めているのも同然です。この時「これではまずい」と思い、私はやり方を変えたのです。



 

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生命保険営業の世界で長年「顧客と我々双方が幸せになれる在り方とかやり方」を模索し試行錯誤をしながら行きついたのが「継続貢献営業®」です。


理念である「保険業界を人が憧れる業界にする」為の在り方とやり方が「継続貢献営業®」です。定義は「付き合うべき経営者に寄添い、継続的に問題解決を行い、信頼構築し、全てを任せて貰う」ことです。そして、顧客の問題解決が社会問題・社会課題を解決する事に繋がるのであれば「継続貢献営業®」を行う人は社会から不可欠な存在となります。継続貢献営業®の考え方は、「追加という新契約で高値安定経営を実現し物心両面の成功と年々繁盛を実現する人生経営」です。

原理原則ですが、CC、貢献と報酬は調和するのです。


理念である「保険業界を人が憧れる業界にする」を具現化するには業界の悪弊である利己文化を世の為人の為に存在する利他精神への変革が必要で、その具現化が「継続貢献営業®」の実践だと考えています。



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保険営業経営と企業経営は同じことだと考えていています。

目先売る事ばかりを考える経営をPL(損益計算書)経営と言います。常に新たな顧客を探し、見つけたら理由をつけて売り付けて売りっ放す。そうすると、人から嫌われて行く所が無くなり、世間を狭くし、先細り、経営(人生)破綻する。

それに対し、日々顧客との信頼(無形資産)を蓄積する経営をBS(貸借対照表)経営と言います。年々繫盛する、そんな経営(人生)の事です。


そんなことで生産性は上がるのか?と考えるかもしれませんが逆です。

ここまでの話をまとめます。個人保険を否定するものでも、高生産性を否定するものでもありません。顧客不満足のビジネスモデルを否定するのです。個人保険契約であろうと法人保険契約であろうと目先売る事ばかりのPL経営は上手くはいきません。日々顧客との信頼を蓄積するBS経営を行うことで顧客満足と高生産性(高値安定経営)を実現することが大事です。


原理原則(普遍道理)として「顧客不満足のビジネスに明るい未来は無い」と言いました。


では、どうすれば成功するのか?それは、「唯一の成功手段は顧客の抱える問題解決を自らの仕事とすること」です。顧客の問題を解決できるようになることが「高付加価値化」です。

 

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