五島聡直伝「法人保険営業バイブル」

伝説の法人保険営業マン五島聡が直伝! MDRT入賞など優績者になるための情報やアドバイを発信するサイトです。仕事の仕方を変えて、本質的成功を収め、尊敬される法人保険営業マンになる思考と技術を明かします。

2019年10月

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 10月の戦略法人保険営業塾も五島聡が財務コンサルとして関わってきた中から具体例を取り上げた。

 事例1は従業員150人の製造業。赤字のため経営者は自己破産を覚悟した。黒字になる保証がない状況で、銀行が継続支援を決めた。それはなぜなのか。

 事例その2は社長(50歳)と後継者(35歳)がいる発電事業会社。BSの観点から「社長は経営責任を取る気があるのか?」と五島聡は見た。やってはいけないことをしているので、従業員が五島聡に逐一伝える。これは従業員のSOSだ。

 この企業は特損1億円を出した。銀行から依頼されて買った債券の売却損だった。「社長はお金の使い方を間違っている。しかし、お金の使い方はなかなか変わらない。自己顕示欲の抑制を毎月定期的に助言していく必要がある。迷いながらやっている事案だ」と五島聡は振り返った。

 事例その3は総資産23億で売上7億円の製造業だ。「BSとPLのバランスが崩れていることに気づくことができるかどうか。そして、その理由は何なのか。これが分かって初めて対策を打つことができる。社長の考えが表れていた」と五島聡は要所を突く。
 
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 事例その4は事業承継の紛争事案だ。父親を代表取締役から解任したところトラブルが始まった。株式移転に関わった税理士が知識不足だったため混乱を招いた紛争だった。鳥飼弁護士が登場して実務者として解説した。

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 最後に、会員のブランディングと実践を支援するための組織を立ち上げることを明かした。

 戦略法人保険営業塾の目的は会員の物心両面の成功です。

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 10月のSHE交流会。最初に登場した鈴木隆史さんは元銀行員。その経験を踏まえて、内部から見た銀行を話してくれました。

 銀行の内側の生々しい話の数々、さすがにここに書くことはできません。ズーム参加を含めて出席した人だけが得た情報です。

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 続いて18期の鴻野昌子さんが決算書を15社分入手したいきさつなどを明かしてくれました。聞いた人だけは分かったはずです。やっぱりそこか、と。そして、自分の行動の原動力になるはずです。

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 最後は沖野さんです。財務コンサルの総まとめを新しいスライドとともに教えてくれました。出席者はメモを取ったり写真を撮ったりで、沖野さんの言葉を全部吸収しようと真剣そのものです。

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 SHE(シー=戦略法人保険営業塾)会員ならこの交流会に懇親会の実費だけで出席できます。

 会場には「会長」と呼ばれる優績者の伊藤さんも来ていました。優績者がなぜ? 伊藤会長は言います。

「もっと勉強したいから」

 優績者の優績者たるゆえんがここにあります。

 SHE交流会、11月は16日土曜の開催です。

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 売上高5億円、当期純利益200万円、棚卸資産1億8000万円、融資を受けている全ての銀行がリスケ中――。こんな状況の企業の決算書が持ち込まれた。

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 会員は電卓を叩き、重要指標を出し、決算書の裏に隠された何かを見ようとし、この企業が抱える問題と打開の道を懸命に探ろうとする。10月のSHE実践研究会のひとこまだ。

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 SHEの財務基礎講座から始まって本講座まで学んでも、いざ自分が顧客企業の財務改善に取り組もうとしたら誰でも怖じ気づくもの。そうならないようあらかじめ経験を増やし、財務改善の知識と技術を身に付けることにこのSHE実践研究会の狙いがある。

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 株式会社コンセンサスCEOで財務・事業承継コンサルタントの石岡明洋さんが笑いを誘いながら締めるところは締めるメリハリのある指導を展開し、今月も山梨中央銀行の内田さんが銀行員目線で解説してくれた。

 この実践研究会はSHE会員だけが参加できる虎の穴。






 

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 戦略法人保険営業塾(SHE=シー)会員で、企業に対して優れた財務改善を重ねている外資系勤務の神能竜知さんが京都大学iPS細胞研究所に多額の寄付をし、京都大学百周年時計台記念館に銘板が掲げられました。

 iPS細胞研究所はノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が率いる組織です。

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 ここに神能さんはなぜ多額の寄付をしたのか、その理由を聞きました。

「世界的に希有な研究者の活動の半分が募金活動であることをNHKの『プロフェッショナル』で知りました。マラソン好きだからではなく、募金活動のために走っている」

 山中伸弥教授についてウィキペディアにはこう紹介されています。

《マラソンを趣味とし、奈良先端大時代は毎朝構内をジョギング、京都大学に移ってからも鴨川沿いを昼休みに30分走る。日本に寄付文化を根付かせる事を目的に、寄付募集のためのマラソン大会出場も恒例となっていて、2012年(平成24年)3月11日の京都マラソンで山中自身が完走することを条件に クラウドファンディングと呼ばれる募金方法によるiPS基金へ寄付を呼びかけたところ、金額は1000万円以上の寄付が集まった。マラソンは4時間29分53秒で完走した。なお山中の研究グループには2007年度から2011年度の研究予算として6億円以上が日本学術振興会より拠出されている。2013年10月27日の第3回大阪マラソンに再び募金活動を支援する「チャリティーアンバサダー」として出場。4時間16分38秒で完走した。2015年の京都マラソンでは3時間57分31秒でサブ4を達成した。さらに2017年の京都マラソンでは54歳で3時間27分45秒、2018年の別府大分毎日マラソン大会では55歳で3時間25分20秒と自己ベストを更新した》

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「希有な研究者の下で希有な研究をしているのに、博士課程を出ている人やポスドクでも有期雇用という現状があります。その雇用の格上げをして差し上げて研究を進めてほしいと思ったのです」

「iPSの研究は事業の成長性がありますし、日本の医学の事業の核として育てば、雇用や税収にもいい影響が出ます。われわれの次の世代に役立ててほしいと思っています」

「私たちも命に関わる仕事をしているので、iPS細胞によって長生きしたり目が見えるようになったりしてほしいという願いもあります」

 神能さんが戦略法人保険営業塾の会員として今も学んでいることは私たちの誇りであると言っても言いすぎではないでしょう。

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 なお、神能さんの銘板が掲げられた京都大学百周年時計台記念館は本部正面玄関から見える建物です。この本部正面玄関から歩いて10分くらいのところに医学系の建物が並んでいて、その一角にiPS細胞研究所があります。

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