認定インストラクター養成講座第4期の6日目をこのほど東京都内で開きました。講師の山田英和税理士が指導したのは、
・資金別貸借対照表の考え方(復習)
・未来会計と資金別貸借対照表の例題
・月次決算書(損益計算書)作成の注意事項
・税効果を意識した決算対策
です。
企業を倒産させない現預金に焦点を当てて作成するのが資金別貸借対照表です。その資金は損益資金など4つの項目に分けることができます。4項目それぞれに特徴がありますが、中でも重要なのが損益資金です。これがプラスでなければならないことは基本中の基本です。
このような考え方をもとにして、モデルケースの決算書から未来会計図表と資金別貸借対照表を作成しました。マーカーで色分けするなどの工夫を凝らしながら作成し、経営成績や財務体質の変化、改善策などを考えるワークショップを実施しました。
月次決算書(損益計算書)作成の注意点は粗利益率と固定費の確定です。
税効果を意識した決算対策には、キャッシュアウトを伴うものと伴わないものがあり、特に知っておくべき法人税基本通達を押さえながら知識をまとめました。
厳しい勉強が終わると、笑顔が戻ってきます。こんなひとときがあるから頑張ることができるのかもしれません。沖野さんによる特別補講も実施されました。
日本BCP協会は「中小企業を元気にし、日本を元気にし、人を幸せにする」という 理念と「3万社の潰れない自己資本経営に貢献する」というビジョンを掲げ、この理念とビジョンに共鳴する会員に学びの場を提供しています。戦略法人保険営業塾の上位講座という位置づけです。
法人保険営業マンが経営者の財務参謀として必要不可欠な存在になり、あるいは財務コンサルタントとして継続的な貢献ができるようになるための、財務習得の“虎の穴”なのです。