日本BCP協会の認定インストラクター養成講座第3期8日目はまず経営継続計画書の策定について本橋さんが話しました。世の中には分厚い経営継続計画書がありますが、協会の標準はA3サイズの1枚です。分厚ければいいというものではありません。俯瞰できる程度の簡潔さが大事です。経営者にお渡しすると喜ばれます。一緒に作成して差し上げることができれば信頼関係を深めることにつながりうるでしょう。
計画書を活用することで金融機関から有利な資金調達をすることが可能になるなど、計画書の重要性や使い方をよく理解できたことと思います。
私は財務コンサルティング理論として「金融取引正常化策」をお話ししました。このゴールは「銀行交渉ができるようになる」ことです。
正常化には手順があります。まず、資産構成の見直しをします。このあと、業務リストラや財務リストラ、タックスプランニングなどをします。次はBSとPLでそれぞれ利益計画や債務償還年数をある水準に持っていけるよう検討します。
日本BCP協会は「中小企業を元気にし、日本を元気にし、人を幸せにする」という理念と「3万社の潰れない自己資本経営に貢献する」というビジョンを掲げ、この理念とビジョンに共鳴する会員に学びの場を提供しています。