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 10月の戦略法人保険営業塾も五島聡が財務コンサルとして関わってきた中から具体例を取り上げた。

 事例1は従業員150人の製造業。赤字のため経営者は自己破産を覚悟した。黒字になる保証がない状況で、銀行が継続支援を決めた。それはなぜなのか。

 事例その2は社長(50歳)と後継者(35歳)がいる発電事業会社。BSの観点から「社長は経営責任を取る気があるのか?」と五島聡は見た。やってはいけないことをしているので、従業員が五島聡に逐一伝える。これは従業員のSOSだ。

 この企業は特損1億円を出した。銀行から依頼されて買った債券の売却損だった。「社長はお金の使い方を間違っている。しかし、お金の使い方はなかなか変わらない。自己顕示欲の抑制を毎月定期的に助言していく必要がある。迷いながらやっている事案だ」と五島聡は振り返った。

 事例その3は総資産23億で売上7億円の製造業だ。「BSとPLのバランスが崩れていることに気づくことができるかどうか。そして、その理由は何なのか。これが分かって初めて対策を打つことができる。社長の考えが表れていた」と五島聡は要所を突く。
 
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 事例その4は事業承継の紛争事案だ。父親を代表取締役から解任したところトラブルが始まった。株式移転に関わった税理士が知識不足だったため混乱を招いた紛争だった。鳥飼弁護士が登場して実務者として解説した。

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 最後に、会員のブランディングと実践を支援するための組織を立ち上げることを明かした。

 戦略法人保険営業塾の目的は会員の物心両面の成功です。