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 戦略法人保険営業塾(SHE=シー)会員で、企業に対して優れた財務改善を重ねている外資系勤務の神能竜知さんが京都大学iPS細胞研究所に多額の寄付をし、京都大学百周年時計台記念館に銘板が掲げられました。

 iPS細胞研究所はノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が率いる組織です。

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 ここに神能さんはなぜ多額の寄付をしたのか、その理由を聞きました。

「世界的に希有な研究者の活動の半分が募金活動であることをNHKの『プロフェッショナル』で知りました。マラソン好きだからではなく、募金活動のために走っている」

 山中伸弥教授についてウィキペディアにはこう紹介されています。

《マラソンを趣味とし、奈良先端大時代は毎朝構内をジョギング、京都大学に移ってからも鴨川沿いを昼休みに30分走る。日本に寄付文化を根付かせる事を目的に、寄付募集のためのマラソン大会出場も恒例となっていて、2012年(平成24年)3月11日の京都マラソンで山中自身が完走することを条件に クラウドファンディングと呼ばれる募金方法によるiPS基金へ寄付を呼びかけたところ、金額は1000万円以上の寄付が集まった。マラソンは4時間29分53秒で完走した。なお山中の研究グループには2007年度から2011年度の研究予算として6億円以上が日本学術振興会より拠出されている。2013年10月27日の第3回大阪マラソンに再び募金活動を支援する「チャリティーアンバサダー」として出場。4時間16分38秒で完走した。2015年の京都マラソンでは3時間57分31秒でサブ4を達成した。さらに2017年の京都マラソンでは54歳で3時間27分45秒、2018年の別府大分毎日マラソン大会では55歳で3時間25分20秒と自己ベストを更新した》

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「希有な研究者の下で希有な研究をしているのに、博士課程を出ている人やポスドクでも有期雇用という現状があります。その雇用の格上げをして差し上げて研究を進めてほしいと思ったのです」

「iPSの研究は事業の成長性がありますし、日本の医学の事業の核として育てば、雇用や税収にもいい影響が出ます。われわれの次の世代に役立ててほしいと思っています」

「私たちも命に関わる仕事をしているので、iPS細胞によって長生きしたり目が見えるようになったりしてほしいという願いもあります」

 神能さんが戦略法人保険営業塾の会員として今も学んでいることは私たちの誇りであると言っても言いすぎではないでしょう。

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 なお、神能さんの銘板が掲げられた京都大学百周年時計台記念館は本部正面玄関から見える建物です。この本部正面玄関から歩いて10分くらいのところに医学系の建物が並んでいて、その一角にiPS細胞研究所があります。