最初におことわりをしておきます。これから書くことは批判ではありません。そんな大げさな話ではなく、ちょっとした疑問とでも言うべき、しかし、保険営業マンにとってきわめて重要な思いを書きます。

 保険営業マンが書いた本に、「?」と思ってしまうものがあります。これを保険営業マンの仕事だと思ったら大間違いです。

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 私はお客様のところに行っても、かばんの下にハンカチを敷きませんし、車は玄関に最も近い位置に駐めます。なぜなら、私は小手先の気配りで自分を売っていないからです。私の売り物は「継続的な貢献」です。お客様の企業の成長・発展を継続して支援してきているので、ハンカチや車の位置の話を聞いてもピンと来ません。

 大事な話なので繰り返します。保険営業マンの本質的な仕事は顧客企業の成長・発展です。ちょっと考えてみてください。あなたが経営者なら、売上最大化など自分の会社の成長・発展に寄与してくれる保険営業マンとハンカチをかばんの下に敷く保険営業マンのどちらを大事に思いますか?

 もちろん気配りを否定しているのではありません。保険営業マンの仕事の本質はハンカチや車の位置といった小手先の気配りにあるのではないと言いたいのです。

 経営者が「ありがとう!」とがっちり握手を求めてくる、そんな貢献をしましょうよ。